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2006年02月25日

和のテクスチャー:岩清水久生さんの菓子台

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僕のコレクションでは無いのですが、今日は岩清水久生さんの菓子台の事を書こうと思います。岩清水さんは伝統工芸である南部鉄器界では新進気鋭のデザイナーとして知られていて、最近特に際だった仕事(たまごの急須が有名)をされている作家さんなのですが、家族の趣味でいくつか「変わったモノ」があります。

その一つが菓子台。家ではそう呼んでいますが、別に他の目的に使っても使えるシンプルな置き台です。この”菓子台”の特徴は安定錆。単純に薄くフォーミングした鉄板を錆びさせただけ・・と思われるかも知れませんが、この錆びは5~8年寝かしてゆっくり酸化させて作った錆なので手に付かないんですね。しっとりした錆びと言った方が解りやすいかも知れませんが、ワインのように熟成させて作るのだそうです。

和の器にも合うし、色々な使い方(無目的な部分)と南部鉄器のテクニックに裏付けされたシンプルなテクスチャーが非常に良い感じで気に入っています。「単に鉄器をデザインするということだけじゃなくて、鉄器が置かれた空間をイメージしながら創作するのが楽しい」という岩清水さんの作家としての姿勢が良く現れていると思います。また鉄器は、器(陶器や磁器)のように高価ではないので、ビギナーにも入りやすいのも有り難いです。

ちなみに僕の事務所に遊びに来た事がある人は見かけたかも知れませんが、僕のデスクのMacの後ろに置いてある安定錆びの置き台(フラットバーをコの字上に折り曲げたフォルム)を「これ、どこの現場から引き上げてきたの?」って仰った方が若干4名いましたが(笑)、違います。岩清水久夫さんの置き台ですよ。。

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