テロ跡地のビル設計(Tower4)に槇文彦さん

""テロ跡地のビル設計に槇文彦氏=世界貿易センターのタワー4:
【ニューヨーク3日 時事通信社】2001年9月の米同時テロで崩壊したニューヨークの世界貿易センター跡地に建設されるオフィスビルの設計を、幕張メッセなどで知られる世界的建築家の槇文彦氏が手掛けることが決まった。開発業者のラリー・シルバースタイン氏が3日、発表した。槇氏が設計するのは、跡地に建設される5棟の高層ビルのうち、「タワー4」と呼ばれるオフィスビルで、床面積は約17万平方メートル。槇氏は直ちに設計に着手し、07年の建設着工、12年の完成を目指す""
日本のモダニズム建築の大家、槇 文彦さんがWTC(ワールドトレードセンター)跡地のタワー4の設計者に内定しましたね。それにしても最近のアメリカのメジャー・アーキテクチャーでの日本人建築家の活躍は目覚ましいです。MoMAの谷口吉生さんも然りですし・・続きはmoreで
元々WTC再開発のコンペでは、ユダヤ人建築家であるダニエル・リベスキンドの案で一度決まったのですが、再開発会社のシルバースタインや地元の有力団体の思惑(警備上や保安上の問題)でコンペ案が没になった経緯があります。正確には商用利用優先のシルバースタインがモニュメント要素の強いリベスキンド案を嫌がり別の建築家デイヴィッド・チャイルズ(スキッドモア・オウイングス&メリル=SOM)を急遽参加させて設計を大幅変更をしたため、これを不服としたリベスキンドとの間で裁判沙汰(デザインフィーの配分で)になってしまったのですね。一度はチャイルズとの折衷案で和解したのですが、今度は関連役所からの横やり(これが警備上や保安上の問題の部分)で難儀しているようです。ここからは憶測ですが、元々ユダヤ財閥が幅を利かしているNYCですから、リベスキンドが決まったこともユダヤ閥と関連していたのかもしれません。
→リベスキンドの初期のステディCG
→フリーダムタワーの最新予想CGはこちらで
話を戻しますが僕が槇さんの建築で最も好きなのは、1969年完成の代官山集合住宅(ヒルサイドテラス)。旧山手通り沿いで数回に分けて増築されていく集合施設ですが計算され尽くされた感があって、都市建築のあり方を世に問いかけた傑作です。その後の作品は世の中の流れに迎合していく感じがするのですがその後の作品と比べても、個人的にはヒルサイドテラスが一番好きです。時代が異なる建築群だけど一貫性が保たれていて、風景として生き残っている感じがするんですね。。
→槇文彦さんについてはこちら。槇総合計画事務所
→WTC跡地再開発の進捗:http://www.renewnyc.com/
→ヒルサイドテラスの回想(オフィシャルページより)
→ヒルサイドテラス/ウエストの世界:槇 文彦 (著)
→槇文彦の関連書籍(洋書)をamazonで詳しく
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