Thinks about the architecture of Shanghai.


上海の風景といえばこの東方明珠電視塔(アジア第1位で世界第3位の高さを誇るテレビ塔)を中心とした浦東エリアと中山東一路から中山東二路までの黄浦江西岸沿いの外灘(=The Bund)エリアを思い浮かべる人も多いと思います。このあたりは特に夜景が奇麗で昔からある租界(戦前、各国に植民地化されたエリア)と近代建築の織りなす風景がライトアップされ、観光地として名所になっています。上海で外国からの観光客が一番あつまるエリアでしょうね。これらに加え将来の計画では世界一(101階492メートル)の高さとなる上海環球金融中心(ワールド・フィナンシャル・センター)が完成します。ちなみにこのビルは森ビルがメインディベロッパー。この区域の計画の中にはもう1つの100階以上のビル建設計画も発表されていて、ワールド・フィナンシャル・センターと金茂ビルと併せて3つのSkyscraperが完成することになります。凄まじい(笑)。ただ浦東エリアは地盤沈下とビル風(死者も出ているらしい)が深刻で、現在は条例でビルの建築制限(高さ規制)されているとの事。古今東西、権威と繁栄の象徴の一つが高層建築だと思うのですが、上海の場合行き過ぎた感が拭えないですね。・・・続きは右下のmoreで


Skyscraperの浦東よりも個人的には石庫門がある上海新天地が好きです。1920年代から建造された建物が多く、この時期の上海建築の象徴である石庫門をコンバージョンして、エンターテイメントの街に生まれ変わったのが上海新天地。石庫門そのものは枠組みが石でつくられているところから名前がついたのですが、このスタイルの建築は中国式共同住宅の一種に数えられていて武装ゲリラ、農民ゲリラから租界の外国人や役人を守る為につくられたそうです。こうした背景から、建物そのものは華洋折衷で中国建築様式(木造瓦葺)を色濃く残しながら西洋風の彫刻が柱などに施されていたりします。ただ現在では文化遺産的な建物といっても実際住むには不便な点が多く、退去する人が後を絶たないため、この歴史的な価値のある石庫門建築をショップや商業施設にコンバージョンするケースが増えていったそうで上海新天地はその中でももっとも大規模で有名な施設(エリア)です。ミクスチャーというか街の持っている空気感が良いのですね。この適度に新旧混在する感じが上海らしい気がします。マカオとかも良いけど、上海はちょっと飛んでいる感じがしていい。最近では日本人の建築家による建築物も色々話題に上がっています。その一つが上海で初めて巡回展を開いた安藤忠雄さんの設計による上海デザインセンターなどがありますが、今後間違いなく増えていくのでしょうね。


話はそれますが、台風の影響をこちらは受けていないのですが、西寧(上海よりかなり南)の方では死者も出ているみたいです(先ほどYahoo Japan Newsで)。台風の進路に因っては直撃するかもしれなかったのでひとまず安心。でも台風の死者で40人ってよほどの事がないと起きないですよね、日本では。多分ここ上海でも言えると思うのですが、それだけ環境格差があるという事でしょうね・・