美容室の設計

9月から設計を進めている浦和の美容室が纏まりました。デザインと与件整理、コスト整理もおわり、最終CGとマテリアルのパターンを作成し今週末から工事に入ります・・・続きは下のmoreで

今年着工する最後の案件でしたので、スケジュール的に最後はかなり肝を冷やしたのですが(笑)移転新装するお店なのでお金を掛ける部分(掛けざるを得ない部分)とコストをカットする部分を整理し、デザインとコストのバランスを取りながら設計に取り組みました。
僕がこの段階で大切にしている事は、内容を説明し掛けるコストに対してのデザイン内容を納得してもらう事です。この案件に限らず、大抵の案件はコストの掛けられる限度がある訳ですが、コストありきでデザインを進めてしまうと金額的には納まったけど、「お店としてお客さんに対してのおもてなしが出来る空間になっているか?」に疑問を呈してしまう事が少なくないからです。
よくクライアントサイドから「坪単価でこのくらいで造ってください」と言われる事があります。坪単価は目安にはなりますが、出店先のロケーションはその業態のお店を創る上でベストの躯体条件(この条件が単価に大きく影響)に納まっていることがポイントで、躯体条件を満たしていないと大幅に手を加える(特に設備面)ことになり坪単価を大幅に越える事が少なくないからです。それにはまず物件契約する前に設計者に立ちあってもらうことが重要です。今回の案件は、ビル側オーナーさんとの交渉も好意的に進み、設備の改修は必要なものの解体やスケルトン化する為の費用を負担して頂く事ができました。借りる段階で当方のクライアント(出店する美容室のオーナー)がスケルトンの要望を出していた事が功を奏したのですね。
今回の美容室はオーナーがデザインが好きな方(特に家具)なので空間は非常にプレーンな空間を目指しています。美容室というよりはファニチャーショップやカフェのような緩い雰囲気の空間です。開口を最大限に取り、サーリネン、イームズのミッドセンチュリー系のファニチャーからヨナス・ボリーンのシェードランプまで、中にて楽しい空間になるとおもいます。逆に設備面に対しては長年使っても困らないスペックで設定しているので、安心して営業に専念できると思います。竣工は来年2月ですが完成が待ち遠しいです。