KIKORIのこだわり。その1

これはトイレ前の前室に設置したピクトマーク。男女兼用のトイレですが店名が「キコリ」なので男の子は斧を持っています(笑)。またカップルで仲良く来て欲しいという意味も込めて手をつないでいます(笑)。僕とアシスタントでピクトデザインしたものですが、たまたま偶発的なアイデアで出てきたものなんですね。普段見慣れているものほど、こういう遊びって気がつきますしお店のスタンスを理解してもらいやすいと思うのです。


これはラウンジ側のソファー席上にあるメッセージボーダー。これは意匠的にというよりも機能として考えたものですが、このKIKORIの店前は環状一号線(旧東海道)が走っていて、浅間下バス停の目の前なんですね。非常に通行量が多いうえに、目の前が5路線が停車するバス停。トラフィックの多く速い環境下で読ませるサインをつけても効果が薄いのではないか?という仮説からデザインしたものです。良く路面店には行灯やネオン、LEDなどを駆使してロゴタイプを象ったサインや前面発光する面板にカッティング文字のサインを見受けますが、トラフィックが多い環境化だと認識するスピードが大切になります。結局文字で読ませるのか色で識別するのかで言うと色の方が断然早い訳です。メッセージの内容までしっかり読めなくても、「いまの赤いボーダーのお店、なに?」となればその次は注視するはずです。そういう機能的な部分とカフェらしい造形感を鑑みた結果がこのメッセージボーダーにつながりました。