ヘルべチカ ~世界を魅了する書体~

ヘルべチカ ~世界を魅了する書体~を鑑賞しました。
3M、グレイハウンド、シアーズ、ジープ、エビアン、フェンディ、タッパーウェア、マイクロソフト、ルフトハンザ、アメリカン航空、SAAB、アグファ、バンク・オブ・アメリカ、キャタピ ラ、BMWなどの欧米大企業から、トヨタ、無印良品、パナソニック、Kawasaki、オリンパスなどの国内大企業まで採用している共通点はなにか? それはCIにこのヘルべチカという書体を採用している事です。

Taken at the 50 Years of Helvetica exhibit, Museum of Modern Art.
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今回、角川エンターテイメントより発売されたDVD「ヘルべチカ ~世界を魅了する書体~」は、そのヘルベチカの魅力や生い立ち、この書体がどうしてこんなに愛されてやまないのか?を書体・エディトリアルデザイナーや関係者、デザイン評論家たちの思い入れも織り交ぜながら語られているドキュメントDVDです。個人的にはこのヘルベチカとフルティガー(共にスイス)、ミリアド(アメリカ)、ヒラギノとAXIS(共に日本)がフォントでは一番好きで、普段の仕事でも多用しているのですが、特にサイン等の文字組ではヘルベチカをよく使うので、このドキュメンタリーは非常に興味深く観る事ができました。
まだ、観られていない方、これから観たい方もいると思うので詳細は避けますが、もともと活版印刷の時代に制作されたヘルベチカがコンピューターの時代になっても一段と輝いていられるのは何故か?単にフォントとしてではなく、人間の生活の中でどう影響してきたかなど、デザイン以外の部分を掘り下げた内容になっています。
ヘルベチカの良さって一言では表現できないのですが、個人的にはアイソレーション(デフォルトの余白)かなと。フーツラのような幾何学的でジャストに設定されているフォントもカッコいいと思うのですが、ヘルベチカやフルティガーのような独特な間合いがとれるフォントの方が文字組したときに優しい感じがするんですね。個人的な好みが大きく左右するフォントの世界でも、これだけ多くの人を魅了するというのはきっと理由があるはず。このDVDはそんな謎解きの手助けにも一役買ってくれます。
書体が主役のドキュメンタリーは確かに珍しいですが(笑)、今まで知らずに使っていた方も全く知らない人にもお勧めのDVDですよ。
→ヘルべチカ ~世界を魅了する書体~:
出演: マイケル・ビェルート, ネヴィル・ブロディ, デヴィッド・カーソン, マシュー・カーター, ウィム・クロゥエル
監督: ゲイリー・ハストウィット



