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2009年05月22日

店舗設計の問い合わせで多い話 Vol1・・

美容室の空間スタディー|店舗設計 店舗デザインの平澤太デザイン計画機構

最近、個人オーナーさんや中小企業の出店に伴う、店舗設計の相談が増えています。とてもありがたいお話で、色々な質問や心配事なども含めポジティブな話し合いが出来ているのかなと個人的に思っています。

その中で、結構多かった質問について一度このコーナーで記録しておいた方が良いかなと思い立ち、今回から数回程度に分けてまとめてみました。弊所の考え方やポリシーに準じる事が多いかもしれませんが、これから出店される方にとって、少しでも参考になれば幸いです。。


1: 出店候補先の不動産を契約する前に・・

最も多いのが「不動産」絡みの話です。特に出店候補先が幾つかあり、それぞれ一長一短ある場合は、特に選ぶのに苦労が伴いますが、僕らの場合はクライアントの商売のイメージを出来るだけ大切にしたい・・という考え方から優先順位を付けるようにしています。当たり前かもしれませんが、幾つか候補がある場合、不動産屋から急かされる事が多く契約を急ぎがちです。


最悪なのは、既に契約してしまうケース。設計の内容も事業予算の予算配置も出来ていないのに、契約してしまうケースです。こうなってしまうと、家賃という形でランニングが発生してしまい、全てを時間優先で決めざるを得なくなります。店舗の設計から施工、オープニングの準備まで含めると(業態や規模にによってバラツキがありますが)最低でも3ヶ月程度は掛かる上、後々のコストの調整が難しくなります。


店舗の設計において、予算が増えると選択肢が増えます。予算が潤沢にあるケースであれば問題にはならないのですが、出店先のテナント設備が何もない場合(スケルトンなど)は、自動的に割かなければならない費用(水回りや空調)が発生し、後々施工費用のやりくりが必要になってきます。予算が厳しい場合は、時間的なゆとりを持つ事が不可欠です。デザインやアイデアで厳しい予算を乗り越える為には、アイデアを考える時間が必要な訳ですね。


不動産屋と交渉する上では・・
1:複数の不動産から選択肢を保つ事
2:前家賃の交渉を必ず行う事
(特に工事期間程度の空家賃は交渉で発生させないように努力する)
3:契約する前に設計者や施工会社の候補を決めておき、相談に乗ってもらう。
4:ロケーション的に甲乙付けがたい場合は、出店先のビル設備の内容を吟味する(水回りや空調に手がかからない物件を選ぶ)


この辺がポイントです。
次回は、お店を創る上で設計者とどういう感じでつき合っていくのがベストか?を書いてみようと思っています。。

文:平澤太(平澤太デザイン計画機構)

過去のアーカイブ
店舗設計の問い合わせで多い話 Vol2・・


2009年05月12日

8000ドルアパートメント

インドのTATAの今度は8000ドル(約76万円)のアパートメント完成予想図|店舗設計 店舗デザインの平澤太デザイン計画機構

インドのTATAの2000ドルの乗用車Nano|店舗設計 店舗デザインの平澤太デザイン計画機構
Photo: Tata オフィシャルサイトより引用

2000ドルの乗用車Nano(下の画像)でおなじみのインドのTATAが今度は8000ドル(約76万円)のアパートメントを販売するそうです。もちろん日本ではなく(笑)、インドでの話ですが日本より地価&物価の安いインドでもかなり話題になっているようです。インドの労働者階級を対象にしていて、彼らの平均年収(6000〜10000ドル)から考えるとほぼ年収と同じ額でアパートが手に入る訳です。日本に置き換えても、まずあり得ない話でTATAがいかにチャレンジしているか伺えます。そうなるとどんな間取りでどんな設えなのか?気になりますね。。

インドのTATAの今度は8000ドル(約76万円)のアパートメント間取り図|店舗設計 店舗デザインの平澤太デザイン計画機構

これが公開されている間取りですが、日本でいうところの1LDK。なんだけどかなり狭いですね。これ単位はフィートなのでリビングが6.8㎡。約4帖でベッドルームが3帖弱。リビングの脇がエントランスなので、プライバシー的にも日本ではまずあり得ないプランですが、こういうプランを見るとお国事情が見え隠れしますね。1LDKで日本であれば、キッチン付近にエントランスが配置される事が殆どだと思うのですが、インドだと宗教観が影響しているせいか、キッチンと水回りが来客に対してなるべく死角になるようにレイアウトされています。最も来客をもてなす事を配慮にしたサイズではないのでしょうが、面白いですね。


あと、上のプランを見て気がついた事。
それはベッドのリネン(枕)が5個あるんですね。さすがにこの辺は適当に描いているとは思えないので、親子5人を想定しているという事になるのでしょう。川の字に親子が寝ると思うとなかなか微笑ましいですが、そう考えるとインドの市井の人々の平均的な住環境がいかに狭いのかが解りますね。このサイズのアパートに商店や病院、郵便局、パブリックスペースが併設されるようで、日本の公団(UR)に近いイメージのようです。戦後間もない頃の日本でも当時最新の団地が競争率50倍とかでもてはやされた時代がありましたが、今のインドはその感覚に近いのかもしれませんね。8000ドルで7回の分割払いもOKのこのアパート。環境改善の施策とはいえTATAは、これでちゃんとやっていけるのかな? 笑


Tata, Indian maker of the $2000 car, has announced plans for a community of $8000 apartments targetted at India´s working class. The units which are sized between 213 and 465 square feet will have standard amenities but the major design features are how they are integrated into the community planning; developments will include public gardens, post office, meeting space, school, and a hospital.


In a country where many people make $6,000-10,000 annual salary ($6500 is standard for a call center employee), this project provides a viable and improved living situation. Additionally, the apartments will be sold with a simple 7 installment financing plan.

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