アパレル業界

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
2010年最初の話題は、アパレル業界の事について。
僕はお店を作ったり、お店が軒を連ねる商業施設の環境をつくったりするのがメインワークなので、自ずと買い物に出かければ売り方や客との接し方、食事に行けば、もてなし方や味やこだわり、プライス設定などデザインに一見関係ない部分も含めて、注意深く観察しています。
例えば、ファストファッション。
海外勢だとGAP、ZARA、H&M、日本勢だとユニクロ、しまむら、イーブス、コムサなどこの景況感と相まって隆盛を極めていて、一部では市場の寡占化を憂う人たちもいます。それはファストファッションに限らずアパレル・オモチャ業界・子供服業界などほとんどの小売り業界の寡占化は加速する一方ですし、銀行も然りですよね。では実際どの程度進んでいるのかと。
ファストファッションに関して言うと、アパレル全体のパイで言えば実はそれほどでもないのです。
例えばカシミアのセーターなら、クルチアーニが欲しいけどユニクロでも遜色無いなとか、ベーシックなジャケットならバーニーズじゃなくても H&Mでもいいな、とか。バリューとデザインと品質のバランス。妥協じゃなくて水平方向の比較・・それが今の消費マインドなんだと思います。
今のアパレルは、冬の時代って言われているけど、実際は選択肢(ファストファッションやチャンネルブランド)が増えて、それまでDCやメゾンの服を高いけど所有感を満たしながら買っていた人たちが「これでもいいね」とか「この価格なら納得出来るね」って所有感以外の価値の部分に流れた事なんだと思います。メゾンブランドも好きで買うけどファストファッションのベーシックも併せて取り入れる感覚が、一番今っぽい感じがするのです。
話はそれましたが、アパレル系のお店を設計する時に一番大切なのは、市場客観性とモード感だと思っていて、ここにVMDの知識が入るとより売れやすいお店になります。デザインも大切だけど、客観性を持っていないと今は厳しいのでしょうね。。