VEのスペシャリスト
先日の情熱大陸は、改善士の横田尚哉さん。聞き慣れない職業だと思ったら、これって横田さんの自称なんですね。横田さんは、業界屈指の建設土木コンサルタントで、全国の自治体を対象に建設土木のVE(バリューエンジニアリング)を行う、プロフェッショナルです。
VEはアメリカから入ってきた手法で「当初の目的や価値を損なわずにコストダウン」すること。僕らの業界でも頻発する用語の一つですが、良く理解しないでその意味を使っている人もいます。コストカットを達成しただけなのに「VEしました」とか(笑)
以前、横田さんが講師のセミナーを受けたことがあって、その手法「ファンクションアプローチ」をその場の受講生に実演しながら一緒にやったことがあるのですが、もう目から鱗でした。その主眼点は「本質を見極める事」につきます。問題の分析、機能と効能の分析、コストの配分と適正を付箋を使って整理していくのですが、今回番組でも4日位の日程で、20億円の公共事業削減をやられていました。
VEの本質は、その道のプロフェッショナルが集まって一緒にアプローチする事。特に建築や土木のような利害が大きいものほど、その筋のプロが集まらないと解決できないのです。そしてその中心を担う人が自由に視点を変えられる事。より物事を多角的に見つめる事が重要なんですね。こういう物事の本質と向き合っていく訓練が出来てくると、それがデザインであっても、同じ事ができていくんだと思います。
何でも言えますが、向き合う事が大切ですね。