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創業して丸6年

平澤太デザイン計画機構|事務所風景

平澤太デザイン計画機構が創業して丸6年を迎えました。
2004年の6月15日に日本橋蛎殻町の20坪のオフィスシェアから一人で始め、フリーの外部ディレクターから徐々に移行しながら商業施設から飲食専門店まで、商いがつけば建築だろうが空間だろうがVIだろうが垣根無くデザインしてきました。その間スタッフを採用したり、居は気を変える2度の引っ越し、コラボレーションの新しいカタチを創るべく法人化して始めたDesigncafe-Project、JCDからJIPATへ移籍して続けているデザインの課外活動など、これは!と思うことは全てやってきました。


僕は3年一区切りを頑に守ってきました。それは、自分の行動の時間軸とマッチしているからだと思うのですが、3年ってぼけっとしているとあっという間に過ぎてしまいまし、これくらいの期間で区切った方が、良い意味で自分を追い込む事が出来ます。最初の3年は、自分が表現したいデザインと理想的なデザイン事務所を創る為の礎を考えて模索しました。次の3年は、信頼出来るブレーンを獲得しながら、メディアに掲載されるような仕事や個人的な信頼を獲得出来る若手の経営者(クライアント)との交流や既に築いている関係を醸成させることに力を注ぎました。


そして、これからの3年。
去年から法人なので、二期目のスタートは1月から始まっていますが、景気に左右されないタフさとデザイナーとしての円熟さ、そして個人的には3年前から初めているサステナビリティを考慮したデザイン事務所、クリエイティブファームを目指そうと思っています。


デザイナーとしての円熟さ。
あと半年で不惑の歳を迎えますが(笑)、これからは評価されて納得出来るクリエイティブを目指さないといけない訳です。これから先、デザインする以上付きまとう訳ですし、僕個人も含めた事務所やDesigncafeのアビリティに対し、社会的な要請が求められるような場面での仕事がきっと増えていくんだと思います。それには内容を伴うモノ作りが問われるし、他の人たちが出来ないことを追求していかないといけない。そういう意味でも感性と経験の伴った円熟さが必要だと思うのです。


サステナビリティを考慮する。
サステナビリティは「持続可能性」という意味で、主に環境面の保全と人の健康を両立させながら、持続性のある暮らし方を模索するEcoワード。経済性の対極にあると言えるかもしれませんが、個人的に実践してきたサステナビリティを今月から僕の事務所でも普遍的なテーマとして掲げています。それは、サスティナブル アーバニスト【Sustainable Urbanist】持続可能な暮らしを追求する都市計画者・・という意味です。持続可能性を意味するサステナビリティ【Sustainability】と都市生活者、都市計画の専門家を示すアーバニスト【urbanist】を足して創った造語ですが、都市生活者としてあるべき未来に対しての自覚とサスティナブルな提案までも含めて、ちゃんと真面目に取り組んでいこうという意思表明です。


日本の場合、実際の街並や都市の営みを形成してきたのは、企業家であり商人であり、そして彼らの要請を受けた建築家やデザイナーです。いい街並は、小さな商屋が軒を連ね、そこに文化が育まれて、初めて深みのようなものができて、人が集まっていく。


そしてこれから先を考えていった時に、ただ新築で無闇に創るのではなく都市や街並や建物の記憶が残るようなリノベーションやコンバージョンを駆使して、環境への眼差しを取り込む事こそ、サステナビリティの観点として正しいと思うのです。日本の都市開発や建設業界は、緩やかに縮小していきます。新築棟数とリノベーション軒数は、完工高ベースで5年以内に逆転します。マンションは都心以外は供給過多になります。そういった縮小し成熟していく環境に対して、対処しなければならなりませんし、そこには国外も視野に入れないといけない。日本人の僕らが競合する現地の人達と渡り合った時に持てるプライオリティを考えても、日本人のサステナビリティは理に適っていると思うのです。


設立7年目でサスティナブル アーバニストを標榜する、うちの事務所(笑)
標榜するには、執着しないといけませんね。そんな感じで、これからも平澤太デザイン計画機構をよろしくお願いいたします。

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