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2012年03月10日

働く環境の多様化

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The Share GQより

表参道に新しいタイプのオフィス「Portal Point」がオープンしますね。同じ表参道だとThe Share、渋谷だと Co-labco-ba shibuyaのようなコワーキングするスペースやシェアハウスのような「シェアする場所」の価値が再評価されてきています。一昔前にもてはやされた頃は東京の地価の高さ故の「創業時のオフィスコストを下げたい」といった現実的な部分からのニーズが殆どだったような気がしますが、今は単に東京の地価が高いからという後ろ向きの選択肢ではなく、「みんなと一緒にいる安心感」「同じ方向を向いている人たちの刺激を受ける」といったマインドを感じます。この中で「働く場所」に絞って感じるのは、働き方に拘らなくなって来た事。ノマドワーカーのような、自宅やカフェやホテルなど執務する内容によって場所を変えるという働き方は、今の時代をそのまま象徴していますよね。

SOHOが定着する前の東京は、職住近接する江戸時代の暮らし方が再評価され、その手の本や手引きがわ〜っと売れましたが(笑)、SOHOからビジネスを拡大する時に発生する「担保される場所が無いデメリット」を乗り越えていける人はごく少数だったのかなと。結局、インフォーマルな部分が逆手に取られ、自宅で働いている=企業規模的なものを見透かされてしまうのが殆どではなかったのかなと思ったりします。SOHOは、働く人自身に相当なスキル(もしくは、見透かされてもオファーしたいと思わせるようなマインド)が無いと、日本では難しいのかなと思っていました。個人事業から法人成りするのと一緒で、クライアントサイドから見ると働く場所がその人(もしくは会社)の判断基準にどうもなっていたのではないかと思うのです。そういう煩わしい部分を解決できるのが、 コワーキングするスペースなのでしょうね。

個人的にコワーキングの働き方をもう一度見直そうと思っています。それは、今のうちの事務所(ベース)がいずれ手狭になった時の備えの意味もあるのですが、クラウドを駆使しながらwi-fiポイントやアーカイブのストックが点在する東京であれば、個人的には場所を問わないような感じがするからです。いまのベースをそのままにした上で、セカンドオフィスもしくは、コワーキングできるスペースをもう一つ確保できれば、ワーク用途によって使い分ける事も出来そうですし、その過程で生まれる「人との接点」が劇的に変わりますよね。今のコワーキング向けのシェアスタジオは、クリエイターが考えているだけあって、人と人の接点をうまくデザインしていることも大きい。コストも安価ですし。企業のベースとしての側面は捨てられないので、今の事務所を維持しつつコワーキングするスペースをもう一つ確保する。これは個人的な一例ですが、こういった「働く環境」の多様性がクラウド&wi-fiといったインフラの充実に合わせて、今後増えてくるのは間違いなさそうです。

The Share
Portal Point
Co-lab
co-ba shibuya
コワーキング
平澤太デザイン計画機構(店舗設計・住宅設計・展示会デザイン|東京)

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